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犬や猫のペットに『マイクロチップ』を埋め込むことが法律で決まりました。

 

ワンちゃんネコちゃん大好きむきむきですいらっしゃいませ('ω')ノ

 

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2019年6月12日の参議院本会議にて、

 

犬や猫にマイクロチップを埋め込むことを義務付ける改正動物愛護法が可決されました。

 

マイクロチップはブリーダーから飼い主に販売されるまでの間に埋め込むことが義務付けられ、改正法の公布から3年以内に施行されるそうです。

 

各家庭ですでに飼われている犬や猫に対しては、絶対ではなく努力義務とのことですね。

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動物に埋め込まれるマイクロチップとは?

 

電子番号札(電子タグ)と呼ばれるもので動物の体内に直接埋め込まれるものを指します。

 

 

マイクロチップの歴史

 

 マイクロチップは、今回の会議可決に伴って作られたものではなく、

日本では1997年に大日本住友製薬株式会社(当時はマルピーラウフテック)により導入されていたそうです。

 

欧米では1986年に焼き印や入れ墨に代わって存在していた技術になっていいます。

http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index02.html

(日本獣医師会ホームぺージ)

 

 

実際のマイクロチップ

 

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直径2mmの長さ12~11mmほどのガラスやポリマーにて密閉されています。

 

それを注射器によって埋め込みます。

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安全性

日本における動物に埋め込んだマイクロチップにおいての副作用やアナフィラキシーショックの副作用は30万頭以上埋め込まれてた時点では報告されていないそうです。

 

 

 

埋め込む箇所

基本的には首筋上の皮下にうめこみます。

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埋め込む理由

 

・捨て犬捨て猫の防止策

 

・災害などではぐれた時に迷子札代わり

 

・海外から日本に帰った動物の病気の有無の記録

 

等々があります。

 

注意する点としては、GPS機能は無く

居場所が分かるというものでは無いということです。

 

人間に身近な電子タグの使用例

 

・高速道路のETC

 

・交通機関のパスモやスイカ

 

・スキー場リフトの自動改札

 

等々があります。

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体内に埋め込まれてはいませんが、意外と人間にも身近な存在ですね。



 

今までの使われ方

 

外国に行ったペットが帰国する際には、こと細やかな取り決めと手順があり、

その一つにマイクロチップの埋め込みもあるようです。

 

ワクチンの接種義務により、日本は50年ほど前から狂犬病を撲滅することに成功していますが、

海外では毎年6万人もの人を殺す恐ろしい病気として存在しています。

 

その狂犬病を含めた様々な感染症の国内持ち込みを予防するのに

一役買っているようですね。

 

 

より良い世界へ

 

今回決まった改正動物愛護法でのマイクロチップ埋め込みですが、

賛否両論あると思います。

 

非道だという意見も否定は出来ません。

そう感じてしまうのも、決して間違いではないでしょうから。

 

しかし、動物虐待への罰則強化もされているので相乗効果により、虐待や無断で捨てるなどの案件が少しでも減ってくれるのではないかと思います。

 

さらに、平成29年度の動物の引き取りをまとめた数字を見てください。

  飼い主から(成熟・幼齢とも) 所有者不明(成熟・幼齢とも)
4,115頭 34,379頭
11,146頭 50,991頭
合計 15,261頭 85,370頭

  「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」より

 

圧倒的に所有者不明の引き取りが多いのです。

迷子になってしまって、本当は帰って来てほしいと心から望まれているのに

おうちに帰れないという案件もあるでしょう。

 

このうち43,227頭は殺処分されてしまいます。

この数字は、年々減ってはきているのですが、さらに減ってくれることを願っています。

 

これから生まれてくる命のためにもですが、今生きている命のためにも

 

マイクロチップの埋め込みに対して真剣に考えてみてみるのも素敵なのではないでしょうか?

 

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