むきむきブログワールド

楽しさを追い求めるブログですよー

マジグロクロスケ

 

マジグロクロスケにトラウマがあるむきむきですいらっしゃいませ('ω')ノ

 

 

奴はどこにでも現れる。

 

どんな小さなスキマだって

その平べったい体で難なく侵入してくるのだ。

 

 

奴は黒く、そして素早い。

 

その動きは、人間の大きさにすると新幹線クラスだとかなんとか・・・

 

まあ良く分からんけども恐ろしい。

 

 

そう、そんな名前を呼んではいけない

僕はマジグロクロスケと言い換えて

盛大に恐怖している。

f:id:mukimukimuki:20190729010207p:plain

 

何故かって?

 

 

それは、ある夏の出来事が

僕の心をえぐり取っていったからである。

 

 

 

 

~ある夏の恐怖体験~

 

夏の真っ盛り

セミも短い人生を謳歌すべく全力で鳴き叫んでいるとある日でした。

 

そのころのむきむきは

スーパーマーケットで働いておりました。

 

 

毎日真面目に働いて

今日も真面目に働いて

その日の仕事はごみ捨てを残すのみとなっておりました。

 

普段は暗くなる時刻にやっとそこまで仕事が進むのですが

今日は実にやる気に満ち満ちていたので実に早く仕事が進み

夕方なのに最後の作業です。

f:id:mukimukimuki:20190729011348j:plain

 

体を駆け巡るやる気!!

これは、当時のむきむきが若かったからだけではありませんでした。

 

何と前日と前々日が休みだったのです。

 

遊び惚けて、そりゃ気力十分というわけですね。

 

 

さてさて、ゴミ捨て場に持っていくのは生ごみですから

きつく縛ってと。

 

とても重いから台車に乗せてゴロゴローと押していって。

 

 

屋外にある小さな小屋みたいなゴミ捨て場に行ってまいります。

 

 

 

~がちゃり。

 

 

むわ~~~ん!!!

f:id:mukimukimuki:20190729014702j:plain

うわ!!くっせえええ!!

そして暑い!!!

 

 

そのゴミ捨て小屋には普段なら冷房がされてあるはずです。

 

当然ですよね。

 

スーパー1店舗から出る多量の生ごみを

真夏に集めておくための場所なのです。

 

しかし、今日は凄まじい熱気と腐敗臭に汚染されていまた。

 

・・・どうもクーラーが破損しているようです。

 

中は真夏日に蒸されて人間が生存できない温度まで上がっていました。

 

しかも、異常な匂いが充満しています。

まるで、この世の不愉快を濃縮して煮詰めたようなにおいでした。

 

この匂いは1日やそこらでは出来上がるはずがありません。

 

 

この発酵しきった芳醇な臭さは、数日は必要・・・・

きっと。僕が連休に入る前からクーラーは機能しておらず

生ゴミたちは暑さの中で、とろけていたのでしょう。

f:id:mukimukimuki:20190729025309j:plain

こ、これはいかん。

 

仕事が早く終わってお家に早く帰れるから気分上々だったのに

こんな所に長くいたら精神が死んでしまう!!

 

とっととゴミを捨てて退散だ!!

 

ゴミ捨て小屋の中に台車を押して入ってと。

 

 

持ってきた生ゴミを一気に

そりゃー。

 

ぽーんっ!

 

どささっ!

 

 

がさがさがsがさ・・・・・

 

ーんん!?

 

 

ガサガサがさーーーー

 

 

がさがさーーーーーぶーーん!がさがsーーーー!!

 

 

 

ぎゃあああああああああああああああああ( ゚Д゚)

 

 

 

それはまるで、隣のトトロに出てくるワンシーンでした。

 

古びた家の壁の穴に指を突っ込むメイちゃん

そして噴き出すまっくろくろすけ

 

腐りまくった生ごみの山に勢いよく生身を放り投げたむきむき

そして噴き出すマジグロクロスケ。

f:id:mukimukimuki:20190729033150j:plain

 

そう、奴らは暑い日差しの中で発酵した生ごみの香りにつられて

大量繁殖していたのです。

 

小さいのから大きいの

雄雌入り乱れ

種族も関係なく

地面を走るもの

壁を伝うもの

空を飛ぶもの

 

むきむきは逃げました。

 

台車とか知ったこどではありません。

 

休日で養った鋭気とか、早く帰れるルンルン気分とかもうぶっ飛びました。

遥か彼方です。

 

そして店長その足で直訴しました。

即座にゴキブリ駆除の要請をしました。

勿論クーラーの修理も!!

 

 

それに対して店長はいいました。

クーラーは修理の人が派遣されるまで時間がかかる。

ゴキブリにいちいち金なんかかけれるかもったいない。

 

 

・・・・おっらーーーー!!

てーめーゴミ捨てに行かないからそんなこと言えるんだよ!!

 

こっちはトラウマ植え付けられてんだ!!

 

ヘタな事ぬかしてると

その頭生ごみに突っ込んでマジグロクロスケの餌にすんぞ!!!!!

 

 

 

などと、ヤングなころのむきむきが言えるはずもなく

それからクーラーが修理されるまで

 

恐怖のマジグロクロスケの小屋に毎日通うことになりましたとさ。

 

 

あの後、台車を取りに行くのが本当に嫌でしたよ。

 

ある夏のマジグロ恐怖体験でした。

 

 

 

本日はここまでです。

ご覧いただき有難うございます。またのお越しをお待ちしております。

 

 

 

さよなら、さよなら、さよなら('ω')ノ