要介護 の お茶目な戦士 前編 【人生で出逢った数奇な人たち】
住宅型介護老人ホームで働いておりました
介護福祉士のむきむきです、いらっしゃいませ('ω')ノ
いたって個人的な趣味といたしまして、
人の歩んだ人生を、語って聞かせて貰うのを至極の楽しみとしています。
そんなむきむきとしましては、介護の現場というのは、
宝の山と言っても過言ではありません。
出るわ出るわ!金銀財宝な話が山盛りです。
もしよかったらですが・・・
今から、むきむきの見つけた宝を一緒に分かち合えたらな思います。
このお宝は分けても減るもんじゃありませんしね( *´艸`)
実習生と消防車とⅯさん
あれは、地元である香川県から大阪府の介護施設に
応援スタッフとして駆け付けた時の話です。
3か月ほどたって、やっとこさ施設に馴染んできた頃ですね。
その日は、介護実習生が来ていて
施設の入居者さんであるⅯさんと話しをしていました。
多分学校に通い始めて間もないのでしょう。
口調が、まるで小さい子供と話すような
どこかバカにしたようなしゃべり方なのです。
本当なら、このしゃべり方に対して
スタッフであるむきむきは、注意をしなくてはなりません。
利用者さんによっては、認知症により
意識が若返り、ともすれば幼く感じられる方もいます。
ですが、尊厳や傾聴などをきちんと理解していれば
バカにしたようなしゃべり方にはならないはずです。
明らかに勉強不足ですね。
しかし、その時のむきむきは注意をしませんでした。
というか、出来ませんでした。
笑いを堪えるので精一杯だったのです。
何故なら、バカにしたようなしゃべり方をされていたⅯさん85歳は
幼児後退も無ければ、認知症も無いにもかかわらず
玩具の消防車を走らせながら
『ぶー!ぶぶーー!ぶー!』
などと遊んでいたのですから。
Мさんとの出会い
Ⅿさんと初めて出会ったのは
大阪の施設に助っ人として参加してすぐでした。
各個人の部屋がある住宅型老人ホームにも関わらず
プライベートなどなんのその
扉を開けっぱなしにしてうつ伏せに横たわっているのがМさんでした。
その時初めに思ったのは、やべえ!死んでるんじゃないのか!?
でした(笑)
糖尿と高血圧がありましたからね、いつポックリ逝ってもおかしく無いのです。
他のスタッフに確認した所、普段からそのように寝ているとのことだったので
ホッと胸を撫でおろしました。
相対すらしていないのに、変わった人だなーという印象を受けましたね。
話をしてみた
気になったら、即座に行動!!
変わった人がいたら話しを聞くしかない( ゚Д゚)
早速Ⅿさんに何故そんな寝方をしているのか聞いてみました。
するとⅯさんは、あっけらかんと言いました。
野宿ばかりしていたから、布団を被ると逆に寝られないと。
ほう、野宿ばかりとな!?
実に気になります。
野宿ばかりの生活などというのは一般人には縁遠い暮らしでしょう。
Ⅿさんは一体どんな人生を歩んだのでしょうか?
時間のある時に、ちまちまとお話ししながら
その歩んだ道を、少しずつ教えてもらっていきいました。
時代は、戦争の話まで遡ります。
・・・さかのぼるのですが、
本日はここまでです。
ご覧いただき有難うございました。後編に続きます。
またのお越しをお待ちしております。
さよなら、さよなら、さよなら('ω')ノ
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